愛着障害を克服したいブログ

35歳から愛着障害の克服を目指す。そのための取り組みや日々の心情、役立ったことなどをつらつらと。

愛着障害の人は駆け引きをしないことが大切

恋愛に駆け引きはつきもの?

 

恋愛をうまくいかせるために駆け引きを使おうと推奨されることがあるけれど、

愛着障害を克服したいのならば

駆け引きをしないスタイルが大切だと思います。

 

そもそも愛着障害の人は独自のスタイルで何度も相手の愛情を試し、

確認しようとするから愛着障害なのです。

そして際限なく相手を試し、その反応に一喜一憂し、

本人は辛くともそのジェットコースター具合を楽しんでしまうから愛着障害なのです。

 

相手から思った通りの反応がなければ仕事が手につかないくらい落ち込んだり。

相手が浮気してるんじゃないかと疑心暗鬼に走って束縛しまくったり。

メールやラインの返信が遅いのはきっと私に興味を失ったからだと、

今にも死にそうな顔で風呂場に向かったりしてしまうわけです。

 

 

そもそも試し行為をする時は必ず頭に理想を思い浮かべています。

本人が気づいているかはさておき。

 

例えば

「自分が急に連絡を絶ったら心配して相手から連絡が来るはず」とか。

「相手に少し冷たく当たってしまったけど、

特に自分からフォローしなくても相手が自分を好きならば、

このままの関係性が続くはず」とか。

 

 

ありません。

ありえません。

 

 

「あなたが私を好きならば、あなたは〇〇するよね?」

 

こういった思考回路を原点に持ってしまっているという自覚を持ちましょう。

そしてその思い込みは一方的であり、

相手からしたらわけがわからない場合のものが多いです。

 

なぜかと言えば、相手はあなたではないからです。当たり前なんですけどね。

相手はあなたの考えていることや感じている気持ちを、

すべて理解することはできません。

考えてもみてください。

 

 

あなたの試し行為に答えるためには、

相手は100パーセントあなたを理解し、

どんなに嫌なことをしてくるあなたでも愛して受け入れ、

そして

あなたの望んでいるタイミングでピンポイントに

欲しい言葉や行動を与えなければ、

あなたを愛しているということを信じてもらえないのです。

 

 

なんの苦行ですか?

 

断言できますがあなたの思った通りの反応をする相手は、

9割8分、この世には存在しません。

 

 

いるとしたらそれはプロのカウンセラーか、エスパーか、

あなたと同じ苦しみを味わい、

知った上であなたを愛する道を選んだ菩薩のような人です。

そういう人たちを苦しめるのは、もうやめませんか。

 

 

そして何より、試し行為をする時点であなたは自分を傷つける道を選んでいるということに気づきましょう。

だって、得られないのです。

100%であなたの愛情確認に応えられる人は、この世にはいないのです。

心のどこかでそれを知りながら、でも不安で試してしまう。

もしかしたら応えてくれるかもしれないという期待を抱きながらするその行為は、

自殺行為です。

 

そして当然ながら思ったような反応が得られない。

上記したように、あなたの要求は高すぎるのです。

普通に生活していてあなたに100%、あなたのタイミングで応えることはできません。

想像すればわかりますよね?

 

あなたにもあるはずです。

例えばゲームに夢中になっている間に、友達から電話がかかってきたとします。

あなたは出ますか?出ませんか?

セーブポイントのないゲームだった場合、どうしますか?

一旦連絡はスルーして、落ち着いたら連絡を返そうとか、

大した用事じゃないだろうからまあいっかと流してしまうことはありませんか?

 

それと同じなんですよね。

みんな色々なタイミングでいろいろな事情を抱えて生きています。

 

「期待した通りに相手に反応してもらえない自分には価値がないんだ」とか

「●●してくれないってことは、私のこと好きじゃないんだ。愛してないんだ」とか

 

勝手すぎるしあまりにも傲慢

なんじゃないでしょうか。

 

 

まあ、愛着障害バリバリの時は自分でその無価値感や

惨めさをわざわざ味わうために相手を試すということを

してしまっているのですが。

その自虐性に気づきましょう。

そして自分の不安は自分で払拭していきましょう。

何よりも、自分を苦しみから救い出してあげるために。

 

そこで私が簡単にできる克服法の一つとして、

「恋愛で駆け引きをしないこと」

 

これを推奨したいと思います。

 

 

 

正直、駆け引きしないと振り向いてもらえない相手とか、

駆け引きで追いかけてきたような相手の場合、

実は相手も愛着障害を拗らせている場合も多かったりしますので。